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【相続した実家を賃貸に出すには?】メリット・デメリットや失敗しない判断基準を解説

親から相続した思い出の詰まった実家。「誰も住む予定はないけれど、売却するのは惜しまれる…。」と感じる方は非常に多く、近年では実家を手放さずに維持費を補い、さらに家賃収入を得られる選択肢として、一戸建てを「賃貸に出す」ケースが増えています。
しかし、古い家を貸し出す際には「本当に借りてくれる人がいるの?」「貸した後の管理やトラブルが心配」などの不安はつきものと言えるでしょう。
この記事では、福岡を中心に多くの空き家活用や賃貸管理をサポートしてきた悠悠ホーム不動産が、相続した実家を賃貸に出すメリット・デメリットや、失敗しない判断基準をわかりやすく解説します。
相続した実家を賃貸に出すメリット

思い出の詰まった実家、賃貸にするか売却にするかで迷っているというご相談をよくお受けします。まずは、実家を賃貸に出すことで得られる経済的・心理的な4つのメリットについてご紹介します。
実家を手放さずに所有し続けられる
所有権を維持できるため、思い出の場所を失わずに済みます。「将来的に自分や子どもが住むかもしれない」「手放すかどうか時間をかけて考えたい」といった場合に、実家という資産を残したまま活用できます。
定期借家契約で柔軟に貸し出せる
数年間だけ貸し出す「定期借家契約」という方法を使えば、契約終了日に伴い確実に家を返してもらうことができます。将来的な利用計画が未定の場合に、安心して貸し出せるという柔軟性があります。
安定した家賃収入と維持費のカバー
入居者が見つかれば安定した家賃収入が得られます。これは新たな資産形成の助けになるだけでなく、空き家のまま放置するとかかり続ける固定資産税や火災保険料、修繕費などの維持費を補うことができます。
【参考】空き家の維持費例
●固定資産税・都市計画税:年間10万円~20万円
●火災保険料・地震保険料:年間3万円~5万円
●庭木の剪定・突発的修繕:年間数万円~
実家周辺の防犯・治安維持
空き家のまま放置していると放火などの標的になりやすく、庭木の放置などが原因で近隣トラブルに発展することもあります。賃貸に出すことで管理会社が入り、定期的に物件の維持管理が行われるようになります。
また、賃貸として実際に人が住むことで人の気配が生まれ、防犯上の抑止効果が期待できるため、地域の治安維持にもつながります。
【参考】空き家のトラブルリスク
■不法侵入:狙われやすさが有人住宅に比べて高く、人の目がなく施錠されていないことが多いため、窃盗グループの標的になりやすいです。不審者が無断で住み着くほか、犯罪の拠点として悪用されるケースがあります。
■放火:原因不明の火災(放火の疑い)は空き家で発生しやすいです。燃えやすいゴミや枯草が放置されていることが多く、放火犯に狙われるケースがあります。
■不法投棄:犯人不明のゴミの撤去責任は所有者にあるため、放置すると悪臭の誘発などで近隣トラブルに繋がるケースがあります。
相続した実家を賃貸に出すデメリット

賃貸の活用には多くの魅力がありますが、実家ならではの現実的なデメリットも存在します。安易に貸し出すと、手間や出費で後悔することになりかねません。
初期費用(リフォーム代)が高額に
借り手を見つけるには、現代の賃貸ニーズに合わせた最低限のリフォームが必要です。特に水回り(キッチン・トイレ・浴室)の交換や、古くなったクロスや床の張り替えが必要になり、数百万円~数千万円単位の先行投資が必要になることがあります。
古い家ほど修繕トラブルが多い
築年数が経過した家を貸した場合、雨漏りや給排水管の破裂、エアコンの故障などのトラブルが起きやすくなります。賃貸契約では、入居者の過失以外はオーナー側の責任で修繕する義務があるため、突然、数十万円の出費を迫られるリスクがあります。
退去後の原状回復と入居者募集の手間
戸建ての入居者は一般的にファミリー層が多く、退去時のハウスクリーニングやクロスの張り替えなどの原状回復費用が大きくなる傾向があります。再び借り手を探すための入居者募集活動や契約手続きなど、ご自身で行うには手間と時間がかかります。
相続した実家の賃貸or売却の判断基準

実家を賃貸に出すべきか、それとも売却するべきか、どのように判断すれば良いかわからない方に向けて、実家の「立地の良し悪し」と「建物の状態の良し悪し」を軸にプロの視点での判断基準をご紹介します。
| 建物の状態が良い (リフォーム費用が安い) | 建物の状態が悪い (リフォーム費用が高い) | |
|---|---|---|
| 立地が良い (駐車場が敷地内にあるなど) | 【賃貸おすすめ度◎】 ✓ 少ない初期費用で家賃収入が得られる可能性が高い | 【賃貸おすすめ度○】 ✓ 費用をかけても家賃で回収できるか試算の必要あり |
| 立地が悪い (駐車場が敷地内にないなど) | 【賃貸おすすめ度△】 ✓ 近隣の賃貸市場によっては勝負できる可能性あり | 【賃貸おすすめ度▲】 ✓ リフォーム費用の回収が難しく売却や更地化が現実的 |
悠悠ホーム不動産の実家の賃貸化事例

物件概要
●立地:福岡市早良区原
●物件:築50年の戸建て平屋(3LDK)
●背景:オーナー様がお父様から相続
抱えていた課題
室内は亡きお父様が手を加えられたDIYの形跡が多く残っており、電気配線などの全容が把握しづらい状態。また、全室が土壁と和室という昔ながらのつくりで、現代の賃貸ニーズに合わせるは改修が必要でした。
しかし、リノベーション費用は総額500万円という予算の上限があり、窓のやりかえや弊社の強みである「断熱性能の向上」は見送らざるを得ない状況でした。
悠悠ホーム不動産の提案
予算の制約があるなか、賃貸物件として強い訴求力を持たせるため、「第一印象(デザイン性)」と「見えない不安の解消」へのメリハリ投資をご提案しました。
●古さを個性に変える視覚的インパクト
築50年の古い平屋の戸建ての暗い印象をくつがえすため、キッチン・トイレ・洗面室・浴室の水回りを全刷新。キッチン(1800サイズ)は、あえて目を引く「赤色のシステムキッチン」を導入し、内覧者に強いインパクトを残す空間に仕上げました。
●将来的なメンテナンス費用を抑える
土壁は全てクロスに変更。3部屋あった和室の1部屋を洋室に変えました。床材にはフローリングやクッションフロアではなく、現代風の木目調フロアタイルを採用。耐水性・耐久性に優れており将来的なメンテナンス費用を抑えられます。
●見えない不安を取り除く安心の再整備
お父様の工事により不明慮になっていた電気やアンテナの配線などをしっかりと整備。目に見える見栄えだけではなく、「築50年でも安心して暮らせる環境」を裏側から構築しました。
リノベーションの成果
●費用:約500万円
●成果:施工完了から2カ月でスピード成約
●収益:月額家賃100,000円
●回収:利回り換算で約20%
断熱改修などを諦める代わりに、内覧者の心を即座につかむデザイン改修と安全性確保に予算を集中させた結果、築古の戸建てを見事な優良賃貸物件へと生まれ変わらせ、早期の賃貸契約を実現した事例です。
まとめ:まずはプロに相談

この記事では、福岡を中心に多くの空き家活用や賃貸管理をサポートしてきた悠悠ホーム不動産が、相続した実家を賃貸に出すメリット・デメリットや、失敗しない判断基準をわかりやすく解説しました。
相続した実家を「賃貸」に出すことは、資産を守りながら収入を得られる活用法ですが、安易に貸すのはリスクも伴います。「借り手を探すには誰に相談すればいいの?」「貸すときの手続きは素人でもできるの?」とお悩みの方は、ぜひ悠悠ホーム不動産へご相談ください。
悠悠ホーム不動産では、賃貸管理の専門家として最適な活用アドバイスからリフォーム・メンテナンス業者の手配まで、実家を活用するパートナーとして最大限サポートし、オーナー様の管理の手間ゼロで家賃収入を得られる体制をご用意しておりますので、お気軽に相談窓口よりお問い合わせください。